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【小説】 カンニングの罪と罰

短い作品ですが、1つ小説を完成させましたので公開します。
タイトルは、『カンニングの罪と罰』 です。

心の弱さから、カンニング行為に及んでしまった、根は真面目な中2の男の子(礒部くん)と、
温厚で叱るのが苦手だけれど、心を鬼にして指導に挑むベテラン技術科教師(吉岡先生)の物語です。

スパンキングの小説なので、お尻叩きのシーンがあります。
また、僕の好きなキーワード 《 父性愛 》 が本作でも1つのキーワードになっているかもしれません。

拙い出来ですが、お楽しみ頂ければ嬉しいです。

※ この小説はフィクションです。実在の人物・学校などとは一切関係がありません




『カンニングの罪と罰』

1.礒部くんの罪

悪いとは分かっていたのである。でも、どうしても歯止めがきかず、罪を犯してしまったのである。市立A中学校2年6組の礒部くんは、そんな自分の心の弱さにほとほと嫌気がさしていた。もちろん、今さらいくら後悔したところで、後の祭である。

今日は中間テストの初日。2時間目の英語のテストのとき、礒部くんの机の中には、英単語や熟語がぎっしりと書き込まれた紙片が入っていた。そう、カンニングである。どうしても単語や熟語を覚えられなかった礒部くんは、決して選んではいけない最終手段を選択してしまったのだった。成績は中程度で、5段階評定の「3」が多い。そんな彼の一番の苦手科目が英語だった。1年生の3学期、理科と美術と技術・家庭が「4」,国語と社会と数学と音楽と保健体育が「3」で、英語だけが「2」だった。なんとか成績を上げようと、中間テストに向けての勉強はがんばった。でも、どうしても結果として表れてこない。そんな焦りが彼を駆りたて、気づけばカンニング・ペーパーが完成していた。

「試験監督だれかなあ。大村とかだったら困るなあ。あいつ、試験中ずっとグルグル回ってるからなあ」

大村先生は保健体育科の先生で、生徒指導主事でもあった。激情型ではなく、生徒の話をよく聞いてくれる寡黙な先生である。教育相談やカウンセリングの知識も豊富らしい。ただし、《 悪いこと 》に対しては非常に厳格であった。

礒部くんの試験の時の座席は、一番端の列の後ろから2番目なので、あまりグルグル巡回しない先生が試験監督ならば、彼の悪事は成功の確率が高まるのである。

1時間目の理科のテストの試験監督が大村先生だったとき、礒部くんは内心でガッツポーズをしていた。これで2時間目の英語のテストの試験監督は別の先生であることが確定したからである。

2時間目が始まる5分前、2年6組の教室へ入ってきたのは、技術科の吉岡先生だった。すでに50代の半ばに達した、温厚なおじいちゃんみたいな先生だ。試験用紙を配り、開始を告げた吉岡先生は、ずっと教卓に座り、大好きな電子工作の本を読んでいた。

「うわー、ラッキー! 楽勝じゃん。さすが吉岡のじっちゃん(^^)」

そう心の中で呟いた礒部くんは、机の中に忍ばせたカンニング・ペーパーを何度も何度も見ながら、答案を完成させていった。当たり前だが、どんどん解答用紙が埋まっていく。ただ、あまりできが良くなりすぎると怪しまれてしまうので、適当に調整することも忘れなかった。

途中で一度だけ吉岡先生が巡回してきた。さすがにそのときには緊張が高まる礒部くんであった。

「どうか気づかれませんように。神様、仏様、…」

その祈りが通じたのだろうか、吉岡先生は特に何も告げることなく通り過ぎていった。そして、再び電子工作の本を読み始めるのだった。

2.吉岡先生の呼び出し

2時間目の終了を告げるチャイムが鳴り、答案用紙が回収された。15分後には今日の最終科目である国語のテストが始まるのだが、とりあえずちょっと一息とばかり、生徒たちはワイワイガヤガヤとなっていた。

「礒部くん!礒部くん!ちょっとおいで」

不意に吉岡先生に名前を呼ばれて、礒部くんの緊張は一気にMAXになった。

「え、うそ、もしかしてバレちゃったのか、どうしよう、ヤバイ、うわー、…」

そんな心の揺れ動きを必死で包み隠しながら、平静を装って彼は吉岡先生のところへと向かった。工作の好きな礒部くんは、吉岡先生と仲が良く、技術室へ遊びに行くこともたまにあった。電子工作や木工のことを色々と教えてくれるときと同じやさしい口調で「ちょっとおいで」と呼ばれたのだが、後ろめたさを持っている礒部くんはむしろ恐怖すら覚えていた。それは、己の不正が、罪が、発覚してしまったのではないかということに対する恐れであった。

「で、でも、吉岡先生はずっと本を読んでたし…。大丈夫だよな…」

そんなことを思いながら教卓のところへ到着した。ほんの数秒のことだったが、礒部くんは30秒以上も経過したかのように感じていた。

「わざわざごめんね。少し用事があるので、放課後に技術室へ来てもらってもいいかな? 明日もテストだから、手短に済ませるよ」

「は、はい、分かりました」

「うん。じゃあ待ってるから」

そう言うと、吉岡先生は教室を出て行った。

「用事ってなんだろう。やっぱりバレちゃったのかな。それともまったく別の用事かな。わかんないよ。ああ、ドキドキする」

礒部くんの緊張は、その後の国語のテストと給食の時間、そして《 帰りの会 》の時間に至るまでずっと持続したままだった。

3.放課後の技術室

1階の端にある技術室へ向かう、礒部くんの足取りは重たかった。いつもの楽しそうな足取りとはまったく別物であった。扉をノックして「失礼します」と声をかけると、中からは吉岡先生の「どうぞー」が返ってきた。いつもと同じやさしい声だった。

中へ入った礒部くんは、いつも技術室へ遊びに来るときと同じように、お気に入りの作業机の前に腰掛けた。

吉岡先生は、なにやら箱を持ってやってきて、礒部くんの隣に腰掛けた。これもいつもの光景だ。

「前に言っていた、PIC(ピック)が届いたよ」

箱から出てきたのはIC(集積回路)であった。PICというのはマイクロチップ・テクノロジー社が製造している制御用ICであり、1チップのICの中にCPU,メモリ,入出力インタフェースをすべて内蔵している。メモリにプログラムを書き込むことで、希望通りの制御を行うことができ、簡単かつ安価におもちゃ・実用品を作れてしまうので、電子工作にはもってこいなのである。礒部くんはこのPICを使って遊んでみたいと思っていて、吉岡先生としても生徒と一緒に電子工作を楽しみたいので、さっそく通信販売で取り寄せたのであった。

「テストが終わったら、これで色々遊ぶことにしよう。楽しみだね」

礒部くんの緊張は次第にほどけていった。むしろ、テスト明けになればこのPICで遊べるのだということで、ウキウキした気持ちになっていった。

「今日のテストはどうだった? うまく乗り切れたかな」

「はい。まあ、なんとか…」

「2時間目の英語のテスト、頑張っていたね。英語の武内先生に渡したら、感心していたよ」

「そうですか…」

「そこで、1つ訊きたいことがあるんだけどね。あの机の中に入っていた紙切れはなんだったのかな? 試験中は机の中には何も入れないことになっているんだけどね」

「……」

礒部くんの背中をものすごい勢いで冷や汗がつたい始めた。もはや何も言えなかった。

「教えてくれないか、正直に」

「……」

「試験中に目線の動きがなんだかおかしくて、机の中をチラチラと見ているような感じだったよね。どう見ても不自然だったよ」

「……」

「なあ、礒部くん。真実を教えて欲しいんだ。礒部!答えなさい!」

温厚な吉岡先生の口調が強まっていく。生徒を呼び捨てにすることすら、めったにしない先生なのに。吉岡先生が真剣に怒っていることが、礒部くんにもひしひしと伝わっていた。

「ごめん……なさい……」

「ん?何がごめんなさいなのかな。説明してくれなきゃ分からないよ!」

「机の…中に…単語や…熟語を…書いた紙を…入れて…チラチラ…見ていました」

「うん。やっぱりそうだったんだね。まず、正直に教えてくれてありがとう」

「…」

「でも、悪いことをしたというのも事実だからね。君は、自分のした行為が悪いことだという自覚は持っていたのかな」

「はい。分かった上でやってしまいました。ごめんなさい」

「そうか。じゃあ、礒部くん、君はもっと自分の心を鍛えなきゃいかんぞ。悪いと分かっていながらやめられないのは、心が弱いんだから。もっともっと鍛えなきゃいかん」

「はい」

「君は悪いことをしたのだから、罰を受けてもらわなければいけない。そして、反省してもらわなければ」

罪を犯したものには罰が待っている。それが道理である。心の弱さから罪を犯してしまった礒部くんにも、やはり罰が待ち受けていた。

4.礒部くんへの罰

カンニングが発覚した場合、A中学校の規則によれば、《 同時期の試験が全科目0点扱いとなる 》という厳しい罰を受けなければならないことになっていた。

「カンニングの罰が何なのか、礒部くんは知っているのかな」

「……」

「規則に則れば、全科目0点扱いということになっているんだよ。英語だけじゃなくて、国語も社会も数学も理科も0点になってしまう」

「そ、そんな、……」

「厳しいよね。でも、それくらい悪いことだということなんだよ。よく覚えておきなさい」

「……」

「では、まずは大村先生に連絡するからね。あと、保護者の方にも…」

「あ、あの、……」

さすがに全科目0点は困るのである。大村先生や両親への連絡も同様である。礒部くんとしては、なんとかその最悪の事態を回避したいと思い、懇願しようとした。

「どうしたのかな」

「全科目0点というのは、大村先生や母さんへの連絡というのは、その、どうしてもそうなるのでしょうか……」

「うーん、規則ではそうなっている」

「なんとかなりませんか…。もう二度としませんから……」

自分を慕い、よく技術室へ遊びに来てくれる、かわいい教え子である礒部くんに懇願されると、吉岡先生の心はグラグラと揺れ動いてしまった。

「本当に心から反省しているんだな。絶対に二度としないんだな。」

「はい!約束します」

「よし分かった。その言葉を信じることにしよう。今回の件は今のところ先生しか知らない。誰にも言わないでおいてあげよう。これは1度だけだからな。次は無いと思いなさいよ」

「ありがとうございます」

礒部くんは、最悪の事態を免れることができて安堵した。そして、もう二度とカンニングをしないと心に誓ったのである。

一方、吉岡先生は、そうは言ったものの、まったく罰を与えないというのもまずいのではないかと考えていた。そして、けじめをつけるという意味でも、何らかの罰を与えなければならないと思った。

「ただ、悪いことをした以上は、何らかの罰は受けてもらわなければいけない! さあ、立って、机に手を付きなさい」

吉岡先生の気持ちを汲み取ったのか、大人しく立ち上がり、作業机に手を付く礒部くんであった。素直に行動に移した礒部くんに感心しながらも、吉岡先生はあえて厳格な口調で、

「これから心を鬼にして罰を与える。よくよく反省するように」

と言うと、礒部くんの尻の中央めがけて、平手を振り下ろした。

ベッチーン!

「どうだ、痛いか」

「はい」

「この痛みを忘れるんじゃないぞ。さああと9発だ」

(右半尻に)バッチーン!

(左半尻に)ベチーン!

(右半尻に)バチーン!

(左半尻に)ベチコーン!

(右半尻に)バチコーン!

(左半尻に)ベッシーン!

(右半尻に)バッシーン!

(左半尻に)ベッチーン!

「よし次がラストだ」

(中央に)バッチーーーン!

「ちゃんと反省できたか」

「はい…」

「久しぶりにお仕置きをしたけど、やっぱり気持ちの良いものじゃないな。もう、こんなことをさせないでくれよ。約束だぞ。さあ、帰りなさい。明日まだ2科目テストが残って居るんだから、しっかり勉強しなきゃ」

「はい。本当にすみませんでした。失礼します」

実際のところ、吉岡先生のお仕置きはさほど威力のあるものでもなく、帰り道ですっかり痛みはひいてしまった。ただ、温厚な吉岡先生に嫌な思いをさせてしまったことに対する後悔の念が礒部くんの中に残ったのだった。と同時に、心を鬼にして真剣に自分を叱り、罰してくれた吉岡先生の愛情(これはもちろん父性愛や教育愛に相当するものであるのは言うまでもない)をひしひしと感じて、嬉しくもあった。

「吉岡のじっちゃん、ごめんね。ありがとう」

自分の部屋へ帰り着いた礒部くんは、そう小さな声で呟くと、明日の数学と社会科の試験のための勉強を始めるのだった。




最後までお読み下さりありがとうございました。
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僕が書いた、これ以外の作品については、創作リスト をご覧ください。
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プロフィール

日光(Nikkoh)

Author:日光(Nikkoh)
昭和末期生まれ、30代前半のゲイ(男に恋する男)です。
白ブリーフと白短パンとスパンキングが好きな変態で、いろいろ調べたり妄想したりしています。
このブログへは、それらのフェチに関する内容について書いた記事を格納していきます。
《 未成年者の閲覧を禁止 》します。
成人の方は、ご自身の判断と責任に基づいてご覧ください。
なお、当ブログには、

・ 現実の人間関係においての一切の体罰や暴力行為
・ 現実の教育における管理教育

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